
介護事務とは・主な仕事内容
介護保険制度に従って介護保険請求などの手続きや事務処理を行うのが介護事務。介護施設には、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、グループホーム、デイサービスセンターなど様々な種類がありますが、どの施設も介護保険を収入として運営をしております。介護事務は保険適用施設にて務め、介護保険制度に従って保険適用項目の点数の計算を国・自治体・利用者別に負担額を計算して、国と自治体宛てに介護報酬請求書の作成をして負担額の請求を上げとともに、利用者への負担額の請求を上げるのが主な仕事内容となります。その為、介護事務には保険制度の細かな規則や複雑なシステムを理解し、国や自治体などに請求書を上げる事から、正確な点数計算をする必要があり、介護請求に関する専門的な知識を要する仕事と言えます。
また、介護事務が行う業務として、従業員やヘルパーの勤怠管理やシフト管理、給与計算、新規利用希望者の受付業務や電話応対、施設の説明や利用手続きの説明、サービス利用料の受領、会計業務も兼ねている場合があり、さらには利用者の介護計画書の作成などケアマネージャーの仕事のサポートを行うことも業務の一つと言えます。
介護事務が受け持つ仕事の範囲は広く、介護用品や備品の発注業務、国や自治体や医療機関などの関係機関との連絡調整や各書類のまとめなども行っています。
介護事務の働く業界
福祉や介護に関する施設である介護老人保健施設、介護老人福祉施設、グループホーム、デイサービスセンターなどで勤務しており、雇用形態は正社員、パート、契約社員、派遣社員と様々です。
・介護老人保健施設
・介護老人福祉施設
・グループホーム
・デイサービスセンター
介護事務になるには
介護事務を目指すためには、介護事務や介護保険請求に関する知識が必要となるため、専門の学校や講座を受講して資格を取得してから介護老人保健施設、介護老人福祉施設などに就職するのが一般的です。
介護事務の給料
・就業時間:180時間/月 ※就業場所によって異なる
・平均給与:18~20万円/月(初任給)
・男女平均:(男性)2:(女性)8
介護事務に必要な資格・有利な資格・価値ある資格
介護事務として働く際には、特に必要な資格がありませんが、技能認定振興協会が認定する介護事務管理士や医療福祉情報実務能力協会が認定する介護事務実務士などの資格を取得していると就職に有利でしょう。
介護事務への近道アドバイス
介護事務になりたいなら、介護事務に関する専門の学校や講座を受講して資格を取得するのが一番でしょう。
今、業界で人気の介護事務資格ランキング
- 介護事務管理士:技能認定振興協会
- 介護事務実務士:医療福祉情報実務能力協会
- ケアクラーク技能認定:(般)日本医療教育財団