
医療事務とは・主な仕事内容
病院や診療所など医療に関わる機関に於いて、事務業務を行うのが医療事務。医療事務は、患者さんの受診受付と会計業務、カルテのデータ入力と管理、レセプト業務、クラーク業務が主な仕事となります。
医療事務として勤務する場合、大きな病院などでは様々な役割に担当が分けられる場合が多く、病院の窓口で患者さんの受診受付・会計業務を担当する場合は、診察カードの受け取りや初診の方には初診表の記入をして貰うなどの受付業務、診察料の受領業務などがあり、カルテ管理とデータ入力を担当する場合は、患者さんの病状や処置内容を明記されたカルテのデータを専用ソフトに入力してデータ管理をし、レセプト業務を担当する場合は、診察内容に基づいた医療費を算出して、その7割を保険組合に請求するための書類の作成と請求業務、クラーク業務を担当する場合は、ナースステーションなどで電話応対や検査データの入力、ドクターやナースのサポート業務などを行います。
医療事務は一般企業に於ける一般事務的な仕事から、医療に関わる専門的な知識を要する仕事と幅広く、就業される方の知識や技能によって配属先が決まると言えます。その為、医療事務としての知識や技能を専門的に学ぶ事の出来る学校などがあり、専門的な知識を身に付ける事により、行える仕事の範囲も広がる仕事であります。
医療事務の働く業界
各種病院、大学病院、診療所、調剤薬局など医療関係に於いて幅広く活躍をしております。雇用形態は正社員、パート、契約社員、派遣社員など様々な雇用形態で勤務しています。
・各種病院
・大学病院
・診療所
・調剤薬局
医療事務になるには
医療事務を目指すためには、医療事務に関する知識や技能を身に付ける必要があり、専門の学校や講座などを受講して、医療事務に関する資格を取得して病院などに就職をするのが一般的です。
医療事務の給料
・就業時間:160時間/月 ※就業場所によって異なる
・平均給与:17~18万円/月(初任給)
・男女比率:(男性)1:(女性)9
医療事務に必要な資格・有利な資格・価値ある資格
医療事務として働く際には、特に必要な資格はありませんが、(般)日本医療教育財団が認定する医療業務管理技能認定やケアクラーク技能認定、(公財)日本医療保険事務協会が認定する診療報酬請求事務能力認定などを取得していると就職には有利でしょう。
医療事務への近道アドバイス
医療事務になりたいなら、医療事務に関する知識や技能を専門の学校や講座を受講して資格を取得するのが一番でしょう。
今、業界で人気の医療事務資格ランキング
- 医療業務管理技能認定:(般)日本医療教育財団が認定
- ケアクラーク技能認定:(般)日本医療教育財団が認定
- 診療報酬請求事務能力認定:(公財)日本医療保険事務協会が認定