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言語聴覚士とは・主な仕事内容
障害や後遺症をもっている人に訓練を通じながら支援するのが言語聴覚士。言語聴覚士は厚生労働省が認定する国家資格です。言語聴覚士は様々な障害や後遺症を持つ人に対して、その人が自分らしく生活できるように、コミュニケーションが取れるように訓練やリハビリなどの支援をしています。言語聴覚士は主に、話す事・聞く事が出来ない方を対象にしており、生まれつきの傷害で耳が聞こえない・喋ることが出来ない聴覚障害者、脳梗塞や脳の病気・事故や怪我によって言語障害などの後遺症がある人、人や物の名前が出てこない失語症の人や計算が出来ない失算症の人、小児発達障害の子供、自閉症などのコミュニケーション障害を持つ人などになります。
言語聴覚士は、患者さんが持つ障害の内容や症状を理解し、問題の原因を探り、検査などをしながら、患者さん一人一人に応じた訓練やリハビリのメニューを作成します。そして、患者さんのレベルに応じた訓練やリハビリを行っていきます。訓練には、言語聴覚士の口の形を真似て声を出す練習、呼吸や発声の練習、文字や絵を使って言葉で表現する練習など、障害に応じた様々な手法を活用します。また障害や後遺症が原因ではなく、心理的な要因から、上手く喋れない、コミュニケーションが取れない、食事が出来ないなどの症状を来す患者さんもいる為、理学療法士や作業療法士などと連携を取りながら行う場合もあります。
言語聴覚士の働く業界
病院、リハビリテーション、障害者施設、老人保健施設などの福祉施設で勤務している方が多く、また近年になって国家資格となった資格であるため、需要が多いと言えます。
・病院
・リハビリテーション
・障害者施設
・老人保健施設
言語聴覚士になるには
言語聴覚士を目指すためには、言語聴覚士に関する知識や技術を身に付けて、国家資格に合格する必要がある為、専門の学校や大学に入り、言語聴覚士に関する知識や技術を身に付けて見に付けて資格を取得してから医療機関やリハビリテーションなどに就職するのが一般的です。
言語聴覚士の給料
・就業時間:160時間/月 ※就業場所によって異なる
・平均給与:18~19万円/月(初任給)
・男女比率:(男性)2:(女性)8
言語聴覚士に必要な資格・有利な資格・価値ある資格
言語聴覚士として働くためには、厚生労働省が認定する国家資格の言語聴覚士資格が必要となる為、国家資格受験資格として、言語聴覚士の養成課程がある専門の短大や専門学校などで所定の課程を修了する必要があります。
言語聴覚士への近道アドバイス
言語聴覚士になりたいなら、言語聴覚士に関する知識や技術を身に付ける為に、専門の短大や大学で所定の課程を受講し修了した後に、言語聴覚士国家試験に合格し資格を取得するのが一番でしょう。
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