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【着物資格】おすすめ5選|着付け・作法も学べる通信講座紹介

【着物資格】おすすめ5選|着付け・作法も学べる通信講座紹介

【着物資格】おすすめ5選|着付け・作法も学べる通信講座紹介
着物に関する技術や知識は、趣味としてだけでなく、仕事にも役立てられます。 「着付け教室を開きたい」 「着付けもできる美容師になりたい」 更なる活躍の場を広げたいと、「着物資格」を取得したいとお考えの方も多いでしょう。 しかし「どんな資格を取ればいいのかわからない」などのお悩みをお持ちの方も多いはず。 この記事では「着物資格」の種類や学び方について解説します。 「着付け教室に行く時間がない・・・」とお悩み方のために、着付けの知識・技術・作法を学べる通信講座についてもお伝えします。ぜひ参考にしてください。 着物着付け方資格を取得できる通信講座 着物着付け方資格を取得できる通信講座

1. 着物資格は着付けの知識と技術が身につく資格

着物資格とは、自分で着物を着装する、もしくは他人に着付けをする際に必要な知識と技術を習得できる資格です。 振袖・礼服・白無垢など、さまざまなシーンに合わせた着物の着付けができるようになります。 着物の着付け方だけでなく、着物に関係する作法なども学べるため、一生ものの技術として人気があります。 着物資格には、国家資格と民間資格があります。 民間資格は着付け教室への通学が必須なものもあるため、資格取得の目的や学習スタイルにあわせて資格選びましょう。

2. 着物資格を学ぶ方法

着物資格は以下3つの方法で学べます。 【着物資格を学ぶ方法】 ・通信講座 ・着物資格の講座を受ける ・独学 それぞれの方法について解説します。

2-1. 通信講座

着物資格の中には、通信講座で学べる資格があります。 着物教室が近くに無い方や、教室に通う時間が無い場合、通信講座がおすすめです。 着付け教室に通わず、自分のペースで効率よく学びたい方は、通信講座を活用しましょう。

2-2. 着物教室の講座を受ける

民間の着物資格の中には、特定の着物教室を通わないと資格が得られないものがあります。 そのため、着付けを初めて習う方は着物教室の講座を受けて資格に挑戦する方が多いでしょう。 着物教室では、プロの講師による着付けの指導が受けられます。 着物資格の実技にあたる技術をプロから直接しっかり学べるのは、着物教室のメリットといえるでしょう。

2-3. 独学

資格試験の受験条件に着物教室の受講が含まれていない資格であれば、独学での勉強も可能です。 独学はほかの方法とは違い、お金がかからず勉強内容やスケジュールを柔軟に立てやすいメリットがあります。 しかし、着付けを独学で効率的に勉強することは簡単ではありません。 また着付け方や知識に間違いがあっても、修正してもらえる機会がないため、間違った知識や技術を身につけていても気がつかない可能性があります。 独学はコストやスケジュール面で、通信講座や着物教室にはないメリットがありますが、知識や技術をしっかり習得したいなら避けた方がいいでしょう。

3.【通信講座】取得できる着物資格の種類

では実際に、着物資格について見ていきましょう。 最初に解説するのは、通信講座で取得できる着物資格です。

3-1. 着物マイスター資格

【資格の基本情報】
受験資格 特になし
受験料 10,000円(税込)
受験申し込み方法 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 偶数月の20日~25日 (申込みは受験月の前月)
資格試験内容 ・着物の歴史 ・着物の種類 ・帯の種類 ・帯の結び方 ・着物のお手入れ方法 ・着物のたたみ方 ・着物の買い方 ・着物にあわせたメイクや髪型 など
日本生活環境支援協会が主催している民間資格です。 着物の着付けや取り扱い方から、着物の歴史まで、着物に関する幅広い知識を学べます。 受験資格が設けられていないため、誰でも受験が可能です。 独学でも勉強はできますが、本格的に着物マイスターを目指すなら、独学で得た知識では不十分でしょう。 こちらの資格は通信講座を活用すればより効率的に勉強できるため、確実に合格したいなら、通信講座をおすすめします。

3-2. 着付け方インストラクター資格

【資格の基本情報】
受験資格 特になし
受験料 10,000円(税込)
受験申し込み方法 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 偶数月の20日~25日 (申込みは受験月の前月)
資格試験内容 ・着物の歴史 ・平安時代から江戸初期 ・江戸中期 ・江戸の幕末から明治 ・着物のTPO ・黒留袖 ・色留袖 ・振袖 ・訪問着 ・付け下げ ・色無地江戸小紋 ・小紋 ・紬 ・浴衣 ・小物篇 ・不祝儀 ・七五三 ・お宮参り ・入学式・卒業式・七五三 ・着物の基本 ・染めの着物 ・織りの着物 ・帯の種類 ・染めの帯と織りの帯 ・フォーマルな着物 ・カジュアルな着物 ・着物の季節 ・単衣と薄物 ・雨の日の装い ・春の装い ・夏の装い
日本インストラクター技術協会が主催している資格です。 季節や天候、行事にあわせた着物の装い方を学べるほか、着物の着方や仕立て方などの知識も習得できます。 着物をひとりで着る方法や、着物を着たときの立ち振る舞いも分かるようになります。 美しく着るためのポイントなども学べるため、普段のおしゃれに着物を取り入れたい方におすすめです。 こちらの資格も受験資格が設けられていないため独学でも勉強できますが、試験範囲をしっかり学べる通信講座があります。 効率的に勉強したいなら、通信講座を活用しましょう。

4. 着物資格取得におすすめの通信講座

これまで解説した「着物マイスター」と「着付け方インストラクター」の資格取得には、試験範囲をしっかりカバーした通信講座がおすすめです。 それでは続いて、おすすめの通信講座をご紹介します。 効率的に勉強をすすめたい方は、ぜひ通信講座をご利用ください。

4-1. 「諒設計アーキテクトラーニング」の「着物マイスターW資格取得講座」

「諒設計アーキテクトラーニング」では、「着物マイスターW資格取得講座」を行っています。 この通信講座では「着物マイスター」と「着付け方インストラクター」のふたつの資格を同時に取得できます。 このコースには、資格協会指定のスペシャル講座も用意されています。 スペシャル講座は、添削課題をすべてクリアしたあと卒業課題を提出すれば、試験を免除できるコースです。 試験に挑戦する手間を省けるため、すぐにでも資格が欲しい方におすすめです。 少しでも早く、確実に着物資格が欲しい方は「諒設計アーキテクトラーニング」の「着物マイスターW資格取得講座」をぜひご利用ください。

4-2. 「SARAスクールジャパン」の「着物資格取得講座」

「SARAスクールジャパン」でも、着物資格の通信講座を行っています。 「SARAスクールジャパン」の「着物資格取得講座」でもは、「諒設計アーキテクトラーニング」と同じく「着物マイスター」と「着付け方インストラクター」のふたつの資格取得を目指せます。 テキストは1日30分の勉強で、しっかり内容が理解できるものとなっているため、忙しい方でも効率的に学習できるでしょう。 最短で2か月、初心者でも6か月で資格取得が目指せます。 自分のスケジュールや、実力にあわせて学習を進められるところが嬉しいポイントです。 「SARAスクールジャパン」の「着物資格取得講座」が気になる方は、まずは資料を請求してみましょう。 「SARAスクールジャパン」の「着物資格取得講座」

5.【着物教室】取得できる着物資格の種類

次に、着物教室で取得できる着物資格について解説します。 解説する資格は、以下のふたつです。 【着物教室で取得できる着物資格】 ・文部科学省認可団体推薦、京都きもの芸術文化協会発行「着物免許」 ・日本和装教育協会認定「着付け師」 ふたつの資格について、基本情報と特徴をご紹介します。

5-1. 着物免許

【資格の基本情報】
受験資格 ハクビ総合学院の着付け講座の受講
受験料 (税込) ・着付け講座の過程で受験するため、着付け講座の料金が受験料にあたる ・エクセレント6か月パック:6か月18回/111,100円 ・エクセレント1年パック:1年36回/224,400円
受験申し込み方法 ハクビ学院の着付け講座を受講する
受験方法 上記に同じ
合格基準 上記に同じ
試験日程 上記に同じ
資格試験内容 ・エクセレント6か月パック 着物の知識と技術 (着物の名前と種類/基本の着付け/帯結びの基本/パーティーの装い他) 礼儀作法 (フォーマルな場での立居振舞/着物での歩き方・座り方/訪問したときのマナー他) ・エクセレント1年パック ※始めの6ヶ月は「エクセレント6ヶ月パック」と同じ (留袖・振袖の着せ方(紐使い)/礼装の帯結び/センスアップのためのコーディネート/ 女袴の着せ方/七五三の着付け他)
ハクビ総合学院の着付け講座を受講すると取得できる資格で、文部科学省認可団体が推薦し、京都きもの芸術文化協会が発行しています。 エクセレント6か月パックは5級(準師範)、エクセレント1年パックは5級(準師範)と4級(師範)の取得が可能です。 着物免許には1級から5級までの級があり、教室に通いながら順番に取得を目指していきます。 級ごとの実力は以下のように設定されており、3級以上になると着物をいかしたキャリアの道も開かれます。 【級ごとの実力レベル】 ・3級:自宅で着付け教室を開講できる ・2級:着付け師として活躍できるレベルと認められる ・1級:ハクビ総合学院の講師として働くための採用試験を受験できる 3級と1級は取得時に学院の看板が授与されるため、着付け教室や着付け師としての実力をアピールできます。 着物教室に通うのは大変ですが、着物免許は時間をかけて努力すれば、将来仕事にもいかせる資格といえます。

5-2. 着付師

【資格の基本情報】
受験資格 「長沼静きもの学院」の「着付師育成科」を受講する
受験料 着付師育成科の受講料がそのまま受験料となる (コースごとに料金が違うため要確認)
受験申し込み方法 「長沼静きもの学院」の「着付師育成科」を受講する
受験方法 上記と同じ
合格基準 上記と同じ
試験日程 上記と同じ
資格試験内容 ・実技 (下着の着方/浴衣の着付/小紋の着付/訪問着の着付/色無地の着付/留袖の着付) ・講義 (振袖の着付/七五三の着付/袴の着付他)
日本和装教育協会認定の資格で、1級から3級まであります。 1年でカジュアル・セミフォーマル・フォーマルの着付けのスキルが学べるため、短期間でスキルを身に付けたい方、美容業界で働く方にもおすすめです。 実践的な着付けができるようになるのが特徴で、プロの着付け師として求められる必須スキルや接客マナーなど、高度な知識と技術が身につきます。 実践的な着物の知識を得たい方や、仕事の幅を広げたい方におすすめの資格です。

6. 着物資格には国家資格も!「着付け技能検定」とは

着物資格には「着付け技能検定」という国家資格が存在します。 着付け技能検定の基本情報は、以下のとおりです。 【資格の基本情報】
受験資格 ・1級:5年以上の他装または着付け指導の業務に関わった実務経験・2級合格者は1年の実務経験 ・2級:2年以上の他装または着付け指導の業務に関わった実務経験 (どちらも学歴による短縮あり)
受験料 ・1級学科試験:8,900円 ・1級実技試験:18,500円 ・2級学科試験:8,900円 ・2級実技試験:16,700円
受験申し込み方法 決められた願書受付期間に、全日本着付け技能センターへ受験申請を行う
受験方法 試験会場にて受験
合格基準 非公開
試験日程 毎年6月頃に実施
資格試験内容 1級学科:着物の知識および名称・男女の着物の違い・着物のたたみ方・繊維の知識・着物の織物および染物・着物の着用時季・着物の格・帯の種類・着物小物および装身小物の種類および用途・着物、帯および小物のあわせ方・着付けの心得、作法および技法・関係法規 1級実技:次に掲げる着物について定められた時間内で着付けができること・浴衣・街着・付下げ・訪問着・付下げ訪問着・色留袖・黒留袖・中振袖・紋服(羽織・袴) ・2級学科:着物の知識および名称・男女の着物の違い・着物のたたみ方・着物の織物および染物・着物の着用時季・着物の格・帯の種類・着物小物および装身小物の種類および用途・着物、帯および小物のあわせ方・着付けの心得、作法および技法・関係法規 2級実技:次に掲げる着物について定められた時間内で着付けができること・浴衣・街着・付下げ・訪問着・付下げ訪問着
学科試験、実技試験の両方に合格すると、1級は厚生労働大臣名、2級は技能センター理事長名で合格証書が交付されます。 合格者は「1級着付け技能士」又は「2級着付け技能士」と名乗れるため、着物の着付けに関する知識と技術を持っていることを証明できます。 着物や着付けの内容が主ですが、着物に関する歴史なども学べます。 合格率は公開されていませんが、難易度はほかの着物資格よりも高く、難関とされている着物資格です。

6-1. 着付け技能検定の学び方

先ほどご紹介したとおり、着付け技能検定の受験には一定の実務経験が必要です。 資格の交付のために着物教室に通う必要がないため、実務経験があれば独学でも取得できます。 実務経験が受験条件に含まれていることから、着物関係の仕事に就職している方が資格取得を目指すケースがほとんどです。 また、着付けの実技試験があるため、着物教室の着付け技能検定取得を目指すコースに入学する方もいます。 確実に着付け技能検定の合格を目指すなら、仕事で経験を積んで十分な実力をつける、もしくは着物教室の着付け技能検定コースでしっかり勉強することをおすすめします。

7. まとめ

着物資格は、着物の着付けだけでなく、着物の歴史や着物を着たときの振る舞いについて学べる資格です。 資格の中には、受験条件に特定のスクールが運営する講座の受講や、実務経験が設けられているものがあるため注意しましょう。 着物試験の中には、通信講座や独学で学べるものもあります。 「諒設計アーキテクトラーニング」や「SARAスクールジャパン」では、通信講座で取得できる着物資格のコースがあります。 近くに着物教室が無い場合や、効率的に資格を取得したい場合は、ぜひ「諒設計アーキテクトラーニング」や「SARAスクールジャパン」をご活用ください。