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賞状書士

賞状書士とは・主な仕事内容
毛筆を用いて賞状、感謝状、宛名書きなどをするのが賞状書士。手書きの書状(賞状・表彰状・感謝状、資格証書など)を作成する際に、毛筆で美しい文字で書くのが賞状書士の仕事です。
パソコンが普及し手軽に印刷して作成する事が出来るようになった現代ですが、すべてが印刷物となった訳ではなく、賞状書士が活躍する場は多々あります。確かに学校を卒業する際に授与される卒業証書や資格を取得した際などに授与される資格証書などは、枚数も多く定型文で構成される事から印刷物となる場合がありますが、しかし、宛名部分(名前)は印刷ではなく現在も手書きで書かれている場合が多く、そのような場合に賞状書士に宛名部分の記入依頼が来ます。また、表彰状や感謝状などは、書状の内容に応じた文面になる事、相手への敬意を表している事から、印刷物になる事は少なく、すべて手書きの書状になる事が多く、その場合も賞状書士に依頼が来ます。さらに、慶事などに供える進物や贈答品などに添える熨斗紙の表書きなども賞状書士が記入する場合があります。
賞状書士に依頼が来る書状(賞状・感謝状・表彰状など)は、授与する相手への敬意を払う意味で発行される事が多い為、賞状書士には、賞状内にバランス良く、墨が擦れること無く美しい文字で書けるという技術が求められます。
賞状書士の働く業界
賞状書士としての募集は少なく、書道(教室)の師範を兼ねている方や、ギフトショップなどで他業務と併せて仕事をされている方が多く、在宅ワークとして仕事をされている方もいます。賞状書士のみで生計を立てていくのは難しいのが現状です。
- 書道(教室)の師範と兼任
- ギフトショップ
- 在宅ワーク
賞状書士になるには
賞状書士になるには美しい文字が書ける必要があります。書道教室などで基本的な技術を身に付け、書道の師範やギフトショップなどへの就職を目指すのが一般的です。また資格を取得する事で副業的に依頼を受ける事も可能です。
賞状書士の給料
- 勤務時間:160時間/月 ※ギフトショップの場合
- 平均給与:18~20万円/月 ※ギフトショップの場合の初任給
- 男女比率:(男性)6:(女性)4
賞状書士に必要な資格・有利な資格・価値ある資格
賞状書士は資格が無くても仕事をする事ができますが、書道の師範免許や日本筆耕技能協会が認定する賞状書士や日本賞状書士協会の賞状書士資格などを取得すると良いでしょう。
賞状書士への近道アドバイス
賞状書士になりたいなら資格を取得するのが一番でしょう。ただし、資格を取得しただけでは仕事を得る事は出来ないので、売り込みなどをして仕事を得ましょう。