インテリアデザイナーになるためには何が必要?仕事内容や年収を紹介

インテリアデザイナーになるためには何が必要?仕事内容や年収を紹介

SNSを見ていると、おしゃれな部屋をよく見かけます。

最近ではインテリアにこだわりたいという方が増えているようです。

また、古民家をリフォームするという方も多くなってきており、インテリアデザイナーに相談したいという方も増加してきています。

素敵な空間を作り出すインテリアデザイナーとは、どんな仕事なのか?

どうやったらインテリアデザイナーになれるのか?

こちらの記事では、仕事内容や年収などインテリアデザイナーを目指したい人に向けての情報をまとめています。

インテリアデザイナーとは?

インテリアデザイナーとは、建物の内装や家具、家電、雑貨などを含めたもので空間をデザインする人のことを言います。

相談者の好みや希望を聞いて、家具、カーテン、壁紙、家電の配置、色など部屋の空間作りを行います。

住みやすく、理想の部屋を作ってあげることが、インテリアデザイナーの仕事です。

最近ではYouTubeやインスタグラムなどのSNSで活動をアップしている人も多く、人気の職業となります。

インテリアデザイナーの資格の必要性と学習方法

インテリアデザイナーになるためには、特別な資格が必要なわけではありません。

しかし、インテリアデザイナーとして活動しているほとんどの人は、専門の大学や専門学校を卒業しているか、資格取得をしています。

なぜなら、インテリアデザイナーの仕事ではインテリアの知識だけでなく、色彩の知識や、建築の知識が必要になってくるからです。

就職する場合や個人で活動する場合も、証明となる資格があったほうが有利になります。

インテリアデザイナーの仕事内容・主な勤務場所・年収

インテリアデザイナーの知識を活かし、活動できる勤務先や年収、仕事内容を紹介します。

インテリアデザイナーが主に活動できる場所は、以下になります。

  • 建築設計事務所
  • 住宅設備メーカー
  • ハウスメーカー
  • 独立して個人で活動

それぞれの活動内容と年収を詳しく説明します。

建築設計事務所

インテリアデザイナーが活躍できる場所として「建築設計事務所」があります。

仕事内容の幅は広く、大手の設計事務所になると、建物の設計から監修、インテリアデザインまで一通り行うような大きなプロジェクトを請け負うこともあるでしょう。

幅広い知識や体力も必要になってきますが、インテリアデザイナーの需要も高く様々な経験が積めるので、独立を考えている人であればおすすめの職場です。

所属年数や事務所の規模によって変わってくるようですが、年収は300万~600万程度になります。

住宅設備メーカー

住宅設備メーカーとは、キッチンや浴室、空調設備、トイレなど住宅に関わる設備を製造しているメーカーのことです。

住宅設備のデザインや素材、色などを決めるのが主な仕事になるでしょう。

また、お客様がイメージしやすいように、カタログ掲載の仕方などを考える場合もあります。

住宅設備メーカーでの年収はメーカーによって異なりますが、390万~600万程度のところが多いようです。

ハウスメーカー

ハウスメーカーや不動産関係での仕事は、新居を建てる際や部屋に入居する際に内装の提案を行います。

壁紙の色から床、キッチン、カーテンレール、ドア、水回り、家電の位置などお客様と相談しあいながら住宅を完成させていく仕事になります。

営業担当者や設計担当者ともやり取りを行うので、社内でのコミュニケーションも重要になるでしょう。

ハウスメーカーの年収はメーカーによって異なりますが、400万~600万になる場合が多いようです。

独立して個人で活動

インテリアデザイナーとして実力が備わっているのであれば、個人での活動も可能です。

仕事内容としては、設計事務所のように建物の設計やインテリアデザインを行っていくことになります。

自分自身で営業やスケジュール管理などを行うため、いきなり未経験者では難しいです。

個人で活動するのであれば、まずは設計事務所などで経験を積んでから独立すると良いでしょう。

年収は400万〜1,000万と幅が広くなります。

理由としては仕事が取れなければ稼げないこともあり、逆に実力があり依頼が続々とくる場合は年収2,000万も行く人もいるためです。

収入アップを考えている方は、インテリアデザイナーとして独立することを目指すのもありでしょう。

インテリアデザイナーとしてのやりがい

インテリアデザイナーは知識も必要であり、職場によっては忙しくなる場合も多い職業です。

しかし、続ければ年収も上がり自分の努力も認められることも多いので、やりがいを感じられる職業でもあります。

特にインテリアデザイナーとしてやりがいを感じるのは、以下の3つです。

  • デザイナーとしてのセンスが認められる
  • プロジェクトをやり遂げる充実感
  • 多くの人たちと関わりあい協力しあえる

まず一つ目は「デザイナーとしてのセンスが認められる」ことです。

インテリアデザイナーは知識だけでなく、自分のセンスを活かせる職業でもあります。

流行りのインテリアを取り入れたり、海外風のインテリアにできたり、自分のアイディアやセンスを取り入れることもできます。

こうした自分独自のアイディアやセンスを取り入れられるのは、デザイナーだからこそできることです。

2つ目は「プロジェクトをやり遂げる充実感」になります。

プロジェクトによっては、何カ月もかけて進行していくものもあります。

時間や手間をかけて力を注いで来たプロジェクトだからこそ、達成感を得られることが多いでしょう。

時間をかけて努力していくことにより、自分自身を大きく成長させられる仕事です。

また、クライアントからも感謝されることが多く、長く付きあっていける関係も築きやすくなります。

3つ目は「多くの人たちと関わりあい協力しあえる」ことです。

インテリアデザイナーの仕事は建築士や大工、設計士、現場監督の人たちと関わりながら進めていくことが多くあります。

周りの人と協力しあいながら進めることが好きな人には、向いている職業です。

時には意見の食い違いや衝突が起こる場合もあります。

しかし、本気で向きあっているからこその人間関係を作っていけます。

多くの人たちと関わりあうことで自分の成長も感じられるため、やりがいのある仕事となるでしょう。

インテリアデザイナーの代表的な資格

インテリアデザイナーになるための代表的な資格はいくつかあります。

特に代表的な資格は以下の4つになります。

  • 建築士 
  • インテリアプランナー
  • インテリアデザイナー
  • インテリアアドバイザー

それぞれの資格について詳しく説明します。

建築士 

建築業界では最も有名な資格で、国家資格です。

建築士の試験を受けるためには実務経験もしくは4年生大学、短大、専門学校など専門教育を受ける必要があります。

信頼性も非常に高い資格にはなりますが、受験の段階で実務経験もしくは大学や専門の学校を卒業している必要があるため、かなり難易度は高いでしょう。

インテリアプランナー

公益財団法人建築技術教育普及センターが主催する民間資格です。

試験は年に一度学科試験と設計製図試験の2種類で構成されています。

まずは学科試験を受け、そこで合格した人が設計製図試験に臨めます。

設計図になれていない人がいきなり設計図を書くのは、難易度が高いです。

できれば、体系的なカリキュラムが組まれた専門学校などに通い、勉強したほうが良いでしょう。

インテリアデザイナー

日本デザインプランナー協会が主催する民間資格です。

受験資格は実務経験、学歴は必要はなく、誰でも受験が可能

家具や照明などのインテリアに関する商品知識の他、販売や技術等に関して幅広い基礎知識が問われます。

インテリアデザイナーを目指したいけれど、実務経験がないという人でもチャレンジできる資格です。

インテリアアドバイザー

日本デザインプランナー協会が主催する民間資格です。

現在インテリア業界や建築関係で働いている方にも、もちろんおすすめですが、最近インテリアに興味を覚えて勉強を始めてみたいという方に人気の資格です。

こちらも受験資格は不問のため、専門学校や大学を卒業していなくても受験が可能。

実務経験がない初心者の方に、チャレンジして欲しい資格になります。

インテリアデザイナーになるためにおすすめの資格

インテリアデザイナーを目指したくても、実務経験がないと資格を取るのが難しいと感じるかもしれません。

確かに初心者の方が、いきなり難易度の高い建築士などの資格取得に臨むのは、挫折の原因になるでしょう。

まずは、初心者の方でも挑戦できるインテリアデザイナー資格」や「インテリアアドバイザー資格」が目指しやすいため、おすすめです。

インテリアデザイナー

インテリアに関する商品知識や販売技術、インテリアデザイナーとしての理解力や表現力が問われる資格になります。

すでに建築関係の会社に勤めている方にも、これからハウスメーカーや住宅設備メーカーで働きたいと考えている初心者の方にも「インテリアデザイナー資格」はおすすめです。

インテリアデザイナーの資格試験の内容は、以下の通りです。

受験料10,000円(消費税込み)
受験方法在宅受験
合格基準70%以上の評価
申込方法インターネットからの申し込み

試験の日程については以下の通りになります。

資格検定試験年に6回開催
2月、4月、6月、8月、10月、12月
申込期間試験実施月の1カ月前(1日~末日まで)
例:12月開催の試験に申し込む場合11月1日~30日までに申し込む
試験期間実施月20日~25日(期間6日間の間に受験すること)
答案提出期限実施月の30日まで(2月のみ28日まで)
合格発表実施月の2カ月後10日
例:12月に受験の場合2月10日が発表日

試験の開催回数は、年に6回です。

申し込みはインターネットから可能で、試験実施日の前月1日~末日までに申し込むようにしましょう。

インテリアデザイナー

インテリアアドバイザー

インテリアアドバイザーとしての知識・技術とそれを実務で活用できる技能を有していることを認定する資格です。

インテリアに関しての熱意や理解度が伝わるため、インテリア業界への就職や転職に役に立つでしょう。

また、将来的に独立や講師活動を考えている方も取得しておいて損はない資格だと言えます。


試験の概要については、以下の通りになります。

受験料10,000円(消費税込み)
受験方法在宅受験
合格基準70%以上の評価
申込方法インターネットからの申し込み

以下が試験の日程です。

資格検定試験年に6回開催
2月、4月、6月、8月、10月、12月
申込期間試験実施月の1カ月前(1日~末日まで)
例:12月開催の試験に申し込む場合11月1日~30日までに申し込む
試験期間実施月20日~25日(期間6日間の間に受験すること)
答案提出期限実施月の30日まで(2月のみ28日まで)
合格発表実施月の2カ月後10日
例:12月に受験の場合2月10日が発表日

インテリアアドバイザー

資格取得におすすめの資格講座

インテリアデザイナーの資格を取得するには、独学だけでは難しい面があります。

そんな忙しい方でも勉強するのには、通信講座がおすすめです。

通信講座でカリキュラムや教材に沿って勉強することで、正しい知識を身に付けられます。

特におすすめなのは「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」です。

こちらの講座は、2つの資格が同時に取得できます。

インテリアデザイナーW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングでは、「インテリアデザイナー資格」「インテリアアドバイザー資格」の2つの資格が同時に取得できます。

在宅で勉強できるうえに、最短2カ月で取得可能です。

ゆっくり勉強しても6カ月で卒業できるので、忙しい人にもおすすめ。

講座は2種類「基本講座」と「スペシャル講座」があります。

基本講座の内容は以下の通りです。

対象となる資格インテリアデザイナー
インテリアアドバイザー
受講料59,800円
受講期間6カ月
(最短2カ月)
添削回数添削5回
試験に合格で2つの資格取得可能

スペシャル講座の講座は以下の通りです。

対象となる資格インテリアデザイナー
インテリアアドバイザー
受講料79,800円
受講期間6カ月
(最短2カ月)
添削回数添削5回+卒業課題1回
試験免除で2つの資格取得

スペシャル講座の場合、2つの資格が試験免除で取得できるので確実に資格取得したい人におすすめです。

なるべく費用を抑えたい人は、基本講座にしても良いでしょう。

インテリアデザイナーW資格取得講座

インテリアデザイナー資格取得講座 | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパンでも「インテリアデザイナー資格」と「インテリアアドバイザー資格」の2つの資格が取得可能です。

こちらも「基礎コース」と「プラチナコース」の2つのコースがあります。

基礎コースの内容は以下の通りです。

対象となる資格インテリアデザイナー
インテリアアドバイザー
受講料59,800円
受講期間6カ月
(最短2カ月)
添削回数添削5回
試験に合格で2つの資格取得可能

プラチナコースの内容は以下になります。

対象となる資格インテリアデザイナー
インテリアアドバイザー
受講料79,800円
受講期間6カ月
(最短2カ月)
添削回数添削5回+卒業課題1回
試験免除で2つの資格取得

プラチナコースの場合、試験免除で「インテリアデザイナー資格」と「インテリアアドバイザー資格」の資格が取得可能です。

費用を抑えたいのなら、基礎コースにするのも良いでしょう。

初心者からでも、インテリアデザイナーを目指せる通信講座となっています。

インテリアデザイナー資格取得講座

インテリアデザイナーを目指すなら資格取得から始めよう

インテリアデザイナーの仕事を目指したいと考えている方は、まずは資格取得から目指してみましょう。

インテリアデザイナーを名乗るためには、必ずしも資格が必要なわけではありません

しかし、建築の知識など専門的で難しい知識が必要となる職業でもあります。

全く知識がない状態でインテリアデザイナーを目指すのは、難易度が高いでしょう。

未経験の方がこれから目指そうとする場合は、通信講座を利用するのがおすすめです。

インテリアデザイナーを目指す人は、専門学校や大学で専門の勉強をしている方も多いです。

しかし、これから始めてみたいと考えている人にとっては学校に通うのはあまり現実的ではありませんよね。

そこで、自宅でも勉強できる通信講座を利用して、資格取得を目指してみましょう。

通信講座によっては資格取得もできるので、そちらを利用すれば忙しい社会人の方でも確実に資格が取得できます。

自分の目標に向かって頑張りたいと思っている方は、ぜひ通信講座の資料請求から始めてみてください。