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建築士

建築士とは・主な仕事内容
建築物の建築全般を行うのが建築士。建築士には、一級建築士・二級建築士・木造建築士の資格があります。それぞれ建築範囲は異なりますが、建築士はお客様への建築の提案から始まり、お客様の要望を受けた上で建築の受注、設計、図面の作成から建築許可申請などの書類作成、実際の施工現場での監理業務を含め、建築物が完成するまでの工程すべてを担う役割をしております。
日本の建築士が建設する建築物は、緻密な計算に基づいた設計と強度により、コストに応じた完成度としては世界でもトップクラスの建築技術を擁しています。
建築物は外観のデザインだけではなく、建物内部の構造が重要で強度の問題を始め、地震の多い日本では地震対策、商業ビルであれば避難経路の確保、エアコンなどの空調設備から給水・排水設備、電気の配管に至るまで設計には様々な要素をすべて円滑に行えるだけの熟練された知識を要します。
建物の種類としては、一般家庭用の戸建て住宅、マンションなどの集合住宅、商業用ビルなど、人が住む建築物が大半を占めます。その為、安全性とともに快適性なども求められる建物を建築することが求められます。
また、建築士は建物の設計だけではなく、実際の建築現場において、建築中の工程の管理、設計通りか否かの管理、建築作業者の作業管理なども行います。
建築士の働く業界
建築士は資格を取得するまでに実務経験が必要な事から、最初はどこかの組織や企業に就職して経験を積む事から始まります。大型建築物を建設する大企業に入社する場合もあれば、ハウスメーカーや工務店など一般建築に就職する場合もあります。将来的には、建築士の資格を取得し自立する場合も多々あります。
- デベロッパーなどの大企業
- ハウスメーカー
- 建築工務店
- 設計事務所
建築士になるには
建築士になる為には、建築に関わる実務経験が必要となる為、企業や工務店に属して経験を積む必要があります。知識の無いまま建築会社に就職する方法もありますが、専門学校や大学などで建築学の知識を身に付け、大手企業やハウスメーカー、工務店や設計事務所などに就職し実務経験を得るのが一般的です。
建築士の給料
- 【一級建築士の場合】
- 平均給与:43万円/月
- 平均年齢:49歳
- 男女比率:(男性)93.5% (女性)6.4%
建築士に必要な資格・有利な資格・価値ある資格
建築士として働く場合には、国土交通省が定める国家資格の一級建築士)、都道府県知事が認定する二級建築士・木造建築士などの資格が求められます。建築の専門教育を受けていない場合、二級建築士・木造建築士になる為には7年の実務経験が必要であり、一級建築士になる為には二級建築士として4年の実務経験が必要となります。専門学校を経る事で実務経験年数は軽減されます。
建築士への近道アドバイス
大学や専門学校などで専門教育を受ける事で実務経験年数が軽減できるので専門教育を受ける事が一番でしょう。また建築会社で働く事により資格に必要な知識と実務経験が得る事が出来ます。