通訳

2つ以上の言語を理解している者が言語を変換(翻訳)して伝えるのが通訳。日本語と異なる言語を話す人とが会話をする場合に、お互いが会話を理解出来なくては会話が成り立たない為、日本語を相手の言語に翻訳して伝え、相手の言語を日本語に翻訳して伝えるのが通訳の仕事です。
通訳には大きく3つの手法があり、話し手の言葉を聞くと同時に翻訳する同時通訳、話し手がある程度まとめて発言した言葉をまとめて翻訳する逐次通訳、聞き手側に立ち、相手の言葉を耳元でささやくように翻訳して伝えるウィスパリングがあります。
同時通訳は国際的な会議やシンポジウムなどで用いられ、マイクとイヤホンを介して、話している言語をその場で聞き取り理解して、参加されている方にわかりやすい言葉で翻訳して伝える為、高度な技術と能力が必要になります。逐次通話は海外の専門家などの意見交換やインタビューなどで用いられ、話し手がある程度を発言した後に、まとめて翻訳して通訳をする為、正確に話した内容を伝えることができます。ウィスパリングはテレビ番組などに外国人が出演する場合などに用いられ、通訳者が聞き手の隣に立ち会い同時通訳をしながら、聞き手の耳元でささやくように翻訳して伝えます。
通訳は相手の言語を即座に理解し、翻訳するだけでなく、分かり易い言葉に変換するなどの技術・能力が求められる仕事と言えます。
通訳の働く業界
通訳サービス会社、企業の専属通訳、貿易会社、政府や自治体、通訳スクールなどで募集がされていますが、派遣やフリーランスとして通訳の仕事をされている方も存在します。
- 通訳サービス会社
- 企業の専属通訳
- 貿易会社
- 政府や自治体
通訳になるには
通訳を目指すには、通訳に関する技術と語学力を習得する必要があり、外国語大学などで言語を習得して通訳サービス会社や企業の専属通訳を目指すのが一般的でしょう。
通訳の給料
- 就業時間:160時間/月 ※就業場所によって異なる
- 平均給与:30~35万円/月 (初任給)
- 男女比率:(男性)2:(女性)8
通訳に必要な資格・有利な資格・価値ある資格
通訳として働く為には、特に必要な資格がありませんが、国際ビジネスコミュニケーション協会が主催するTOEICテスト750点以上、(財)日本英語検定協会の英検準1級などの資格(能力)があると、就職に有利となるでしょう。
通訳への近道アドバイス
通訳になりたいなら、外国語大学などに通い、外国語の習得と通訳に関するテクニックを習得し資格を取得するのが一番でしょう。
今業界で人気の通訳資格ランキング!!
- TOEICテスト 750点以上:国際ビジネスコミュニケーション協会
- 英検準1級:日本英語検定協会