デジタル画像技術に関するシステムやアプリケーションの開発・運用をするのが画像処理エンジニア。画像処理エンジニアという名前から、画像の加工・編集をする仕事と思われがちですが、画像そのものの加工・編集するのがCGクリエイターやWebデザイナーなどであり、画像から文字を認識したり、バーコードやQRコードを認識したりするシステムや、パソコンやスマートフォンなどで写真を加工・編集が出来るアプリケーションなどを開発するのが画像処理エンジニアの仕事です。
すでに既存しているデジタル画像技術などを分析し、ハードウェアやソフトウェア、システムの開発を行うことによって、映像から得られる情報の解析や情報のデジタル化できるシステム、映像を自動的に編集して立体的に表現できるシステム、人物を感知して作動するシステムなどの開発をしています。
携帯電話などのカメラでQRコードを読み取る機能、自動車などで障害物があるとブレーキが作動する機能、防犯カメラなどで不審者が侵入すると感知して警報が鳴るような機能なども画像処理エンジニアが開発したシステムと言えます。
画像処理エンジニアは画像処理に関する専門的な知識やプログラミングなどに深い知識が求められ、且つ画像処理に関する開発に応用できる能力が必要とされています。
画像処理エンジニアの働く業界
ソフトウェア開発、自動車メーカー、家電メーカー、医療機器メーカー、カメラメーカー、ゲームメーカーなど多岐にわたり活躍しています。雇用形態は正社員が多く、技術者として採用される事が多くを占めています。
- ソフトウェア開発
- 自動車メーカー
- 家電メーカー
- 医療機器メーカー
- カメラメーカー
画像処理エンジニアになるには
画像処理エンジニアとして働くには、特に必要な資格はありませんが、専門的な知識や技術が必要なことから、(公)画像情報教育振興協会が認定する画像処理エンジニア検定ベーシック・エキスパートなどを取得するとよいでしょう。