化粧品や生活用品、食品などの香りを調合して作るのが調香師(パフューマーフレーバリスト)。調香師は香りを作るスペシャリストとして、数千種類もある香料を組み合わせて新しい香りを作り出すのが調香師の仕事で、その香りは化粧品や生活用品や食品など、多くの商品に用いられています。
調香師は、作り出す香りの使用用途に応じて呼び名が変わり、化粧品や生活用品など食品以外の商品に対して香りを作る調香師のことをパヒューマー、主に食品に対して香りを作る調香師のことをフレーバーリストと呼びます。
パヒューマーは、化粧品メーカーや香料を専門にしている会社などで化粧品・石鹸・シャンプー・入浴剤など、食品以外の商品に使われる香りを色々な花や植物の香りなどの素材を組み合わせる事で商品に使用できる香りを作り出します。フレーバーリストは食品会社や香料会社などで清涼飲料・ガム・お菓子などに使用する合成香料・食品香料などを作り出す為に、色々な香料を組み合わせて、食欲を促す香りや加工食品をリアルな味に近づける味など、香りのみならず味までをも考慮して作り出します。
パヒューマーとフレーバーリストは、同じ調香師という職種として分類がされますが、実際の仕事内容は大きく異なります。
調香師(パフューマーフレーバリスト)の働く業界
化粧品メーカー、薬品メーカー、食品メーカー、お菓子メーカー、香料製造会社などで活躍しており、雇用形態は主に正社員として雇用される場合が多く見られます。
- 化粧品メーカー
- 薬品メーカー
- 食品メーカー
- お菓子メーカー
調香師(パフューマーフレーバリスト)になるには
調香師(パフューマーフレーバリスト)として働く為には、特に必要な資格はありませんが、(般)日本調香技術師検定協会が認定する調香技術師検定(フレーバー)、調香技術師検定(フレグランス)などの資格を取得していると就職に有利でしょう。