資格を取得すると知見が深まり、キャリアを効果的にアピールできるうえ、趣味が仕事として成立する可能性を引き上げてくれます。
キャンドルを趣味で作っているという方やキャンドルアートが好きという方も、キャンドルアーティスト資格の取得により、人生に新たな可能性を引き出してくれるきっかけになるかもしれません。
装飾などを施したオリジナルのキャンドルを作れる人を指します。
キャンドル作成の技術を習得し、他者に指導可能と判断された場合に取得できる資格で、資格後はキャンドルアートの講師としても活動できます。
自宅で過ごす時間が増えた昨今、癒しやリラックス効果を求める声は高まっています。
癒しグッズとして人気となっており、キャンドルアーティストの活躍できる場は多岐にわたります。
ハンドメイドのオンラインサイトでは多数のキャンドルアーティストが活躍しており、自分の好きなタイミングで作成・販売できるため、副業としても適しています。
うまく収入の増加につなげられると、自分のキャンドル専門店や、個展の開催なども期待できます。
インテリアショップなどでの勤務では、キャンドルの魅力を直接伝えたり、知識を生かしたアドバイスなども顧客に提案できます。
キャンドル教室やワークショップ、資格講座などで講師として活動できます。
ユーザーに信頼感を与えられ、採用の際には雇用側も、同じ条件であれば資格のある方が魅力を感じられるでしょう。
実績を積んで、人気講師としてサロン経営も期待できます。
イベントやショップなど、様々な場面で目にする空間装飾にも、キャンドルはよく使用されます。
知名度も上がると、キャンドルアーティストの枠を超えて様々な業種・分野で広範囲に活躍できるでしょう。
キャンドルアーティストとしての活動には、実は資格は必要ありません。
民間団体が主催・認定する資格はありますが、国家資格はありません。
しかしプロのキャンドルアーティストとして活動するのであれば、資格取得は知識や技術のプロフェッショナルである証明で、専門性や信頼性のアピールとなるでしょう。
以下は日本インストラクター技術協会(JIA)認定のキャンドルアーティスト資格検定試験の概要です。
受験料 | 10,000円(消費税込み) |
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受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | インターネットから申し込み |
材料や道具の種類、ワックスの保存方法やよく使われる技法など、キャンドルに関する知識などが問われる試験です。
試験の実施については、試験の約1か月前から受験申込が可能で、翌月に試験期間があります。
答案提出期限までに解答用紙を発送し、合否判定は約1か月半後に発表されます。
試験期間は5日間で、試験の実施は偶数月に行われます。
受験資格は設けられていないため、どんな方でも受験可能です。
資格取得のための勉強方法は専門学校に通うか、独学で学ぶか、民間団体の講座で学ぶかが一般的です。
専門学校は実践的な技術を学べるうえ、講師に疑問点を聞きやすいなどのメリットもありますが、時間と費用に余裕のあることが前提条件です。
独学で学ぶ最大のメリットは費用は低額で済みますが、手探りでの習得は時間も要します。
また火を扱うという特性上、専門家指導のもとで習得した方が安心できます。
講座にも種類があり、協会の認定校に通いながら習得する講座と通信講座の2種類です。
通信講座は在宅で受講が可能で、自宅にいながらプロの技術や知識を習得できます。
移動時間もないため、仕事や家事と両立しながらキャンドルアーティストとして早く活動したいなど、効率重視の方には通信講座がおすすめです。
キャンドルアーティストを取得できる通信講座には試験免除のコースと初期費用を抑えるコースがあるため、それぞれの利点が自分の学習法にマッチするか検討する必要があります。
以下、2つの通信講座の受講料などを紹介していきます。
諒設計アーキテクトラーニングでは日本デザインプランナー協会(JDA)が認定するキャンドルデザイナーと日本インストラクター技術協会(JIA)認定のキャンドルアーティストの2つの資格を取得できます。
諒設計アーキテクトラーニングでは最短2か月で同時取得可能です。
初期費用を抑えられる通常講座と試験免除のスペシャル講座があります。
通常講座
対象となる資格 | キャンドルデザイナーキャンドルアーティスト |
受講料 | 59,800円分割3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヵ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
通常コースでもプロ監修の教材と添削となっており、初心者の方も安心できます。
試験はそれぞれ自身で受験する必要があります。
スペシャル講座
対象となる資格 | キャンドルアーティストキャンドルデザイナー |
受講料 | 79,800円分割3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
スペシャル講座ではキャンドルデザイナー&キャンドルアーティスト卒業試験の提出で資格認定されるので、受講により100%資格の取得が可能です。
SARAスクールジャパンでは日本デザインプランナー(JDA)認定のキャンドルデザイナーと日本インストラクター技術協会(JIA)認定のキャンドルアーティストの同時取得が目指せます。
初期費用を抑えた基本コースと試験免除のプラチナコースがあります。
それぞれの受講料などは以下です。
基本コース
対象となる資格 | キャンドルアーティストキャンドルデザイナー |
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(最短3ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
基本コースでもプロ監修の教材や添削で充実しているため、初心者でも安心して受講できます。
資格取得には別途受験料が必要となります。
プラチナコース
対象となる資格 | キャンドルデザイナーキャンドルデザイナー |
受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(最短1ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
プラチナコースでは卒業時の課題提出し、その受理により資格取得となります。
卒業試験もすぐに受けられるため、確実に受かりたい、早く活動したいという方にはプラチナコースがおすすめです。
日本デザインプランナー協会(JDA)が認定する資格です。
キャンドル制作に必要な知識、技術レベルの一定以上への到達を証明するものです。
JIAのキャンドルアーティストは他者に教えられるレベルの技術、知識がある証明にもなっています。
そのため、JDAのキャンドルデザイナーのキャンドル制作技術を抑えつつ、インストラクターとしての技量も身に着けている証明となります。
2つの資格を併せ持つことでよりキャンドルへの造詣の深さをアピール可能で、講師など指導する側として働くときも説得力が増して自信にも繋がりそうですね。
キャンドルアーティストの資格はキャンドル制作のエキスパートであり、その魅力や技術を伝える能力があるまさに「手に職」のスキルです。
取得後はワークショップなどで講師やインストラクターとしての活動だけでなく、イベントなどで空間装飾のデザイナーとしても活躍できます。
楽しみながらスキルアップが叶ったり、好きなことで収入を得たり、本当に充実感を得られますよね。
キャンドルアーティストに興味を持った方は、資格を発行する協会や通信講座の内容などをサイトで確認してみてください。