資格取得は、転職や就職の際に役立つだけでなく、スキルアップや独立のためにおすすめの方法です。
その中でも、夫婦・家族心理カウンセラーの知識は、キャリアの選択肢を広げるだけでなく自身の夫婦関係や家庭円満にもつながります。
本記事では、夫婦・家族心理カウンセラーの必要性、取得方法や活躍できる職業などについてまとめました。
夫婦・家族心理は、家庭のある全ての人にとって実用的な知識で、家庭内の絆を深め、さらに下記問題への適切な対処方法を選択できます。
夫婦問題の深刻化は心身共に疲弊し、最終的には別居や離婚に発展します。
また、子どもへの誤った接し方により、非行に走ったり事件を起こしたりするケースもあります。
さらに、近年では夫婦間・子どもへのDVの報告件数も増加傾向にあるため、夫婦・家族心理の必要性が高まっているのです。
夫婦間・子どもの問題は、家庭内での解決が難しい場合は第三者の介入より冷静な対応が望めることもあるため、カウンセリングを受けるのが良いとされています。
カウンセリングは夫婦や子どもとの問題を客観的に把握し、問題が深刻化する前に関係改善を図れるようになります。
解決できずにいると時間がただ過ぎていき、家族関係が悪化する可能性もあるため、専門的な知識を身につけ解決への一歩を踏み出す勇気が必要です。
このような専門的な知識に基づいた客観的視点や対処法は、夫婦・家族心理の学習で身に付きます。
夫婦・家族心理は、日々の生活の中で起こりやすいさまざまな問題に対処するために必要な知識です。
また、時代と共に変化する夫婦・家族のあり方に合わせたアドバイスや対処法を判断する柔軟性、カウンセリングスキルも身に付けたほうが良いでしょう。
夫婦・家族心理カウンセラーは国家資格がないため、誰でもカウンセラーとして活動できます。
しかし、専門的な知識とカウンセリングスキルがあると客観的に証明するための資格取得は不可欠と言えます。
多様化する夫婦・家族間の問題への正しい知識を学習するには、大きく2つあります。
心理学の大学や専門学校への入学は、心理学全般の知識を身に付けられます。
しかし、多くの学費を要し、仕事や家事・育児などで通学が難しい人も中にはいるでしょう。
その場合は、費用を出来る限り抑え自身の生活リズムを崩さず、自宅で夫婦・家族心理学を学習できる通信講座を利用するのがおすすめです。
夫婦・心理カウンセラーとして働き始める場合、勤務場所によって仕事内容、年収が異なってきます。
下記3点の勤務場所について、大まかな年収も交えご紹介します。
家庭裁判所調査官として、家庭裁判所で行われる家事審判や家事調停・人事訴訟、非行に走った子どもの処分を決定する際の背景となる下記の調査を行います。
家庭裁判所調査官は、夫婦・家族心理カウンセラーの資格は必須ではありません。
しかし、家庭裁判所で取り扱う内容は、家庭環境や生い立ちが原因の場合があります。
そのため、トラブルの根本的な原因の追及や事件の動機を聞き出す話法など、夫婦・家族心理カウンセラーの正しい知識やスキルを存分に活かせる職業です。
家庭裁判所調査官として勤務している人は、夫婦・家族心理カウンセラーの知識の習得でさらなるスキルアップを目指せます。
また、年収について大卒者であれば、平均年収は513万円程度と言われています。
(人事院 平成30年国家公務員給与等実態調査より)
学校や教育センターなどでのカウンセラーの仕事は、主に児童や生徒、保護者らの心のケアや支援です。
教師や講師に限らず、教育に関わる仕事に就いている人であれば、誰でも夫婦・家族心理カウンセラーの知識を活かせます。
不登校やいじめなどの件数は年々増加傾向にあります。
子どもたちの非行や不登校、学級崩壊などの問題の多くは、家庭環境に原因があると言われています。
そのため、正しい心理学の知識を用いて問題を客観的に見つめ、1人1人に合った解決方法の判断・提案で児童や生徒の日常ケアを行えば、保護者からの信頼も得られます。
年収については、300万円〜400万円程度と言われています。
専門学校や大学、民間の研究機関では専門的な知識をさらに深め、夫婦間・家族感の研究を行います。
時には講義も行い、研究結果を報告したり共有したりします。
多くの機関では相談室を設けているため、学校であれば学生の悩みをヒアリングし寄り添ったサポートを行えるでしょう。
扱う学問や所属する機関によって年収に幅がありますが、大学での勤務であれば、高収入が期待できます。
企業に就職した場合は、初任給で22〜25万円ほどです。
夫婦・家族心理カウンセラーとしての一番のやりがいは、相談者やその相手が「来てよかった」と言われた際や問題解決に向けて前進した時です。
カウンセリングに来る相談者は夫婦・家族間の問題において、「これ以上どうしたらいいのかわからない」という苦しい思いを抱えて毎日を過ごしています。
そこで夫婦・家族心理カウンセラーは、一緒に問題を整理し相談者が納得する結論へ導けた時、「来てよかった」と明るい表情でカウンセリングを終えた時に達成感ややりがいを感じます。
夫婦・家族心理カウンセラーに向いている人は下記の通りです。
上記に該当する人は、ヒアリングの仕方や問題の解決方法の学習によって家族や友達など身近な人に寄り添え、よりやりがいを感じるでしょう。
もちろん、身に付けた知識は自身の夫婦・家族関係にも役立ちます。
学習内容を活かして、パートナーや子どもとの接し方を見つめ直す良い機会にできます。
夫婦・家族心理カウンセラーとして働きたい場合、資格有無は問われません。
しかし、資格取得は専門知識を身に付けている証明になり、就職時や働き出してからも仕事の幅が広がります。
代表的な資格をいくつかご紹介します。
家族心理カウンセラー資格は、夫婦や親子の抱えるさまざまな家庭問題について正しい知識を持ち、かつアドバイスできると証明する資格です。
日本生活環境支援協会が認定しています。
夫婦心理カウンセラー資格は、下記を認定する資格です。
日本メディカル心理セラピー協会が認定しています。
現代における夫婦の在り方や夫婦問題を把握し、関係構築や改善、離婚前までのカウンセリングスキルや離婚の基礎知識を備えているスペシャリストと証明する資格です。
日本能力開発推進協会(JADP)が認定しています。
個人の問題ではなく、家族全員の問題として向き合い、解決を促します。
家族療法カウンセラー資格の取得によって、子どもの問題行動の原因や目的を理解でき、家族関係のさまざまな問題に寄り添った対応が可能です。
日本能力開発推進協会(JADP)が認定しています。
家族相談士は家庭内のさまざまな問題解決に向け、心理学の視点からトラブルの原因や背景を分析する知識やカウンセリングスキルの保有を証明する資格です。
受験するには、下記の条件のいずれかに該当しなければなりません。
家族心理士・家族相談士資格認定機構が認定しています。
これから夫婦・家族心理カウンセラーとして働きたいと考えている人にとって、資格取得は就職や転職活動時に優位になれるのでおすすめです。
先ほど挙げた資格の中でも、 以下の2つの資格は夫婦・親子間など家庭内のさまざまなトラブルや問題に対して総合的に学べます。
夫婦心理カウンセラー資格には、夫婦・家族に特有の問題に関する知識だけでなく、幅広い心理学の知識が必要です。
夫婦カウンセラー資格の試験では、夫婦問題の関係構築・改善についてのカウンセリング知識や、離婚問題への知識が問われます。
以下は、夫婦心理カウンセラー取得するための試験概要です。
受験料 | 10,000円 |
---|---|
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 正答率70%以上 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
また、試験日程については、下記の通りです。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
---|---|
申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで 例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から31日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着※2月のみ28日必着 |
合格発表 | 翌月の20日 |
2ヶ月に1回試験が開催されており、在宅で受験できるのが特徴です。
試験期間が6日間設けられているので、忙しい社会人でも受験しやすいのではないでしょうか。
家族心理カウンセラー資格の学習では、家族の在り方や親子間の接し方について家族内での立場的観点などを考慮し、原因や対処法を判断できる知識を習得できます。
試験では、下記のような内容が問われます。
試験概要は下記の通りです。
受験料 | 10,000円(税込) |
---|---|
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
試験は下記の通り開催されます。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
---|---|
申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで 例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から31日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着※2月のみ28日必着 |
合格発表 | 翌月の10日 |
在宅での受験が可能で、試験期間が6日間設けられているのが特徴です。
時間の確保が難しい人でも受験のハードルが下がるでしょう。
大学の心理学科では、カウンセリングスキルや心理学の知識を詳しく学べます。
しかし、大学では心理学全般の学習となるため、夫婦・家族心理に特化した学習となると通信講座での学習がおすすめです。
諒アーキテクトラーニングの通信講座では、家族心理カウンセラー・夫婦心理カウンセラーの2つの資格取得が可能です。
諒アーキテクトラーニングでは、資格協会認定の教材を使用し、1日30分の学習を続けた場合に約半年間で資格取得できるカリキュラムを採用しています。
まとまった時間を確保し早く資格取得を目指したい人は、最短2ヶ月での取得も可能です。
夫婦・家族心理カウンセラーW資格取得講座には、下記の2つの種類があります。
基本講座の概要は下記の通りです。
対象となる資格 | ・夫婦心理カウンセラー ・家族心理カウンセラー |
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受講料 | 59,800円(税込) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
基本講座では、添削課題を提出した後、家族心理カウンセラー・夫婦心理カウンセラーそれぞれの試験への合格を以って資格を取得できます。
一方、スペシャル講座の概要は下記の通りです。
対象となる資格 | ・夫婦心理カウンセラー ・家族心理カウンセラー |
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受講料 | 79,800円(税込) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
スペシャル講座は、各協会認定のカリキュラムです。
そのため、添削課題・卒業課題の提出を以って、試験免除で2つの資格を同時取得できます。
どちらの資格も確実に取得したい人は、スペシャル講座の受講がおすすめです。
SARAスクールジャパンは、女性のための資格スクールです。
家事・育児や仕事しつつ、隙間時間を利用し自分のペースで資格取得を目指せ、無料で何度でもメールで質問ができるサポート体制を充実させています。
こちらの通信講座でも、下記の通り2種類のコースがあります。
基本コースの概要は下記の通りです。
対象となる資格 | ・夫婦心理カウンセラー ・家族心理カウンセラー |
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受講料 | 59,800円(税込) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
基本コースでは、添削課題を提出した後に、家族心理カウンセラー・夫婦心理カウンセラーの受験が必要です。
どちらか1つの資格取得で問題ない人や初期費用を抑えたい人におすすめのコースです。
一方、プラチナコースの概要は下記の通りです。
対象となる資格 | ・夫婦心理カウンセラー ・家族心理カウンセラー |
---|---|
受講料 | 79,800円(税込) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
プラチナコースは、各協会認定のカリキュラムを採用しています。
そのため、添削課題と卒業課題の提出で2つの資格を同時に取得できます。
資格試験の学習や申し込み等の手間をかけたくない人は、プラチナコースがおすすめです。
夫婦・家族心理の学習は、自身のキャリアアップのみならず、夫婦・家族関係円満に役立ちます。
夫婦・家族心理カウンセラーは、夫婦・家族間のトラブルに悩む人たちに寄り添い、やりがいが大きく社会貢献度の高い仕事です。
また、資格取得は、カウンセラーとしてだけでなく講師として指導する道もあります。
自身のキャリアの幅を広げたい人やスキルアップを図りたい人は、確実に2つの資格を取得できる特別講座の受講がおすすめです。
自分らしく活躍し輝くために、まずは通信講座の資料請求から始めてみませんか。
少子化による影響と結婚年齢の引き上げに伴い、一般家庭といえば3人を中心とした核家族が増加しています。その中で様々な夫婦間の問題に対応する、夫婦心理、家族心理のカウンセラーが今話題となっています。