資格を取得すると、習得した知識を公式にアピールできる上に、自分にも自信がつき活動の幅が広がります。
キッチン心理士は、キッチンを始めとした生活空間の相談援助や心理アセスメントができるようになるなど、日々の生活に役立つ知識を習得できる資格です。
ここでは、キッチン心理士の資格を活かせる職業や、資格の取得方法についてなどを紹介していきます。
キッチン心理の基礎知識を中心に、心理学を応用しながらキッチン周りのあれこれについて専門的視点から適切な提案ができる能力を証明するのが、キッチン心理士資格です。
各スキルに水準を設けて客観的な評価の尺度を提供し、資格保有者の社会地位の確立も目的とした資格を取り扱う日本インストラクター技術協会(JIA)が発行しています。
資格取得後は、履歴書をより充実させて関連性のある仕事に就職しやすくなるほか、自分の生活の質を上げるためにも有効に活用できます。
キッチン心理の知識は、店舗のリフォームやキッチンのリモデリングなどの場だけでなく、身近な生活の知恵として活用度が高いのも魅力のひとつです。
ここでは、資格取得後に活かせる職業について紹介します。
心理学をベースにキッチンの見た目に関するアドバイスを行うスキルがあるため、心のケアを行う施設などで相談業務を行う心理カウンセラーとしての活動が可能です。
近年、心理系の仕事は大変人気が高いので、他と差別化できる専門性を持つ資格取得のメリットは大きいでしょう。
キッチンの状態が人の心に与える影響について、習得した専門知識を駆使しつつ、自宅やカルチャーセンターなどで教える講師としても活動できます。
料理教室の先生のように、食やキッチンに関わる分野で人に教える仕事に就きたい場合、キッチンに関する専門知識の高さをアピールして信頼を得る上で、効果的な資格と言えるでしょう。
インテリア業界は住宅・内装メーカーやショールーム、リフォーム関連など幅広く、多様な働き方ができます。
キッチン周りを中心とした空間デザインについて、相手の要望を踏まえつつ的確なアドバイスを行う仕事にやりがいを感じる人に向いていると言えるでしょう。
キッチン心理士資格を取得する方法は、以下の2通りです。
まず、日本インストラクター技術協会(JIA)が主催するキッチン心理士資格試験の概要です。
受験料 | 10,000円(消費税込) |
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受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
試験には特段の条件はなく在宅受験できるので、初めて資格に挑戦する場合でも精神的負担が少ない点は大きな魅力と言えるでしょう。
試験は年に6回開催され、申込みは奇数月の1ヶ月間、その翌月末に試験期間と答案提出締め切りが設定されています。
全体的に余裕を持ったスケジュール感ですが、答案郵送だけは必着日があるので、注意が必要です。
一方、通信講座の「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」には、協会認定の資格取得講座があります。
これら資格取得講座の特別講座では、卒業課題の提出で資格試験は免除となり、キッチン心理士資格の取得が可能です。
学習方法は自由ですが、資格取得のレベルを十分に網羅した内容のテキストで、効率よく資格取得を目指すメリットは十分にあると言えるでしょう。
「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」では、キッチン心理士資格を試験免除で取得できる講座の他、資格協会が行う試験を受験することを想定した講座も用意されています。
それぞれの認定講座について、詳しく紹介していきます。
諒設計アーキテクトラーニングの認定講座では「キッチン心理カウンセラーW資格取得講座」の中に、キッチン心理士資格の試験に向けた教材が入っています。
基本講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・キッチン心理士 ・キッチン心理カウンセラー |
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受講料 | 59,800円 3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
協会が認定するテキストや試験傾向を踏まえた模擬試験などを使いながら、順序立てて学びを深めていけます。
さらに個別質問もできる充実のサポート環境のもと、1日30分・6ヶ月の学習期間で試験に向けた知識を着実に身につけられる点は、大きなメリットと言えるでしょう。
一方、スペシャル講座の内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・キッチン心理士 ・キッチン心理カウンセラー |
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受講料 | 79,800円 3,800×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
こちらの講座は、カリキュラムに卒業課題が追加されており、これを提出することで対象となる2つの資格を同時取得できます。
そのため基本講座より受講料は高いですが、分割払いによって月々三千円台で受講を始められるので、初期費用を抑えたい人でも受講しやすいでしょう。
SARAスクールジャパンの認定講座「キッチン心理資格取得講座」の中には、キッチン心理士資格の試験に向けた教材が入っています。
キッチン心理基本コースの内容は以下の通りです。
対象となる資格 | ・キッチン心理士 ・キッチン心理カウンセラー |
---|---|
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回 |
基本コースは資格試験に向けた学習をサポートする講座で、資格取得をするには別途、協会主催の試験を受ける必要があります。
自分のペースで資格を一つずつ取得したい場合や、1つだけ資格が必要な人に向いていると言えるでしょう。
一方、キッチン心理プラチナコースは以下の通りです。
対象となる資格 | ・キッチン心理士 ・キッチン心理カウンセラー |
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受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
プラチナコースも卒業課題の提出により、キッチン心理士とキッチン心理カウンセラー資格を同時取得できる協会認定の特別講座です。
プロ監修の充実したテキストを土台に、最短2ヶ月で知識を習得し専門性をアピールする資格を履歴書に記載できる点は、他にないメリットでしょう。
特別講座の受講で同時取得できるキッチン心理カウンセラー資格は、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が発行する資格です。
JAAMPでは、心理ケアを中心とした専門スキルを認定する資格を多数取り扱っています。
この資格は、心理学を基盤にして様々なキッチン施設や症状別の対処法を理解し、カウンセリングできる能力を持つ人を認定します。
キッチン心理士と合わせ持つことで、キッチン心理の基礎から応用までをしっかり習得できると同時に、活躍できるフィールドが格段に広がります。
キッチン心理士資格は、キッチン心理に関わる知識をあらゆる場面で応用できる高水準のスキルを習得したエキスパートとして認められる資格です。
資格取得後はカウンセラーやアドバイザー、講師など様々な分野の需要に合わせて広く活用していけます。
仕事以外でも、日常の料理時間が楽しくなるキッチンの配置や配色を取り入れることにより、生活の質が向上しハリのある毎日を送れるようになるでしょう。
各通信講座のサイトでは、無料で資料請求が可能です。
資格協会や認定の通信講座サイトを確認して、キッチン心理士としてステップアップする未来をより近くに感じてみてください。