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きのこ資格とは?難易度・取得方法・活躍の場紹介

きのこ資格とは?難易度・取得方法・活躍の場紹介

きのこ資格とは?難易度・取得方法・活躍の場紹介

菌活でも注目を集めるきのこの世界、きのこが好きな方は「きのこ職人」に興味があるのではないでしょうか。

きのこ職人は、きのこ農園以外にも飲食店やきのこ専門家としての講師など、たくさんのシーンで活躍が期待できます。

「きのこ好きを何か活かせないかなぁ」と考えた方は、きのこの資格取得してみるというのはいかがでしょうか。

ここでは、きのこの資格と、取得方法や通信講座を紹介します。

きのこについて

きのこは、古くから森の恵み、秋の味覚として親しまれてきた食べ物です。

倒木や切り株などによく発生したため「木の子」と言われるようになりました。

日本には5,000〜6,000種類のきのこが存在していると言われています。

このうち食べられるきのこは約100種類で、毒きのこは200種類以上が知られていますが、その他の大半のきのこについては食べられるのか毒なのか不明です。

秋になると山に行き、きのこ狩りに出かける方も多くなりますよね。

「縦に裂けるものは食用」「虫が食べているものは大丈夫」と言われていますが、根拠がありません

きのこの資格を取得できれば、根拠を元にしっかりと食用きのこを見極められます。

きのこは日本だけでなく、世界でも食べられているものです。

フランスではトリュフ、アメリカではマッシュルームなど日本でも食べられる海外のきのこが存在します。

それぞれのきのこの扱い方、調理法を知らずに使用していては、本当のきのこの美味しさを味わえません。

高級食材と言われるトリュフを扱う飲食店などでは、きのこの資格を活かせると考えられます。

きのこを正しく扱い、食べられるきのこを見極めるためにも、きのこの資格が必要であると考えられます。

きのこ資格の必要性と学習方法

きのこ資格の必要性と学習方法

きのこ狩りを楽しみたい方は食用きのこを見極めるためにも、きのこの知識が習得できる資格取得が有効です。

資格の取得は、きのこ栽培、きのこ料理を出す飲食店などでも役にたちます

高級食材であるトリュフもきのこの一種ですので、トリュフを扱うお店で働く人も資格の取得は信頼を得られます。

きのこの資格を受験するのに特に条件は設けられていませんので、誰でも受験が可能です。

きのこ料理を学びたい方やきのこの知識を深めたい方でも気軽に受験できます。

学習方法は、独学で勉強する方法と、通信講座で資格を取得する方法の2種類があります。

独学の場合は市販本やインターネットから情報収集し、きのこについて学びます。

専門知識を得るためには図鑑や文献なども読む必要があるため、独学は効率的とは言えません

資格協会認定の通信講座は、試験概要に沿ったプロ監修のテキストが用意されており、資格取得に直結したカリキュラムです。

資格試験が免除となるコースもあるため、確実に資格を取得したい人に向いている学習方法と言えるでしょう。

きのこ職人の仕事内容・主な勤務場所・年収

きのこ職人の仕事内容・主な勤務場所・年収

きのこ職人としての仕事内容や年収について紹介します。

きのこ職人の仕事は、飲食店に農家、講師と幅広い活躍が期待できます

きのこ農家

きのこの職人として、きのこの栽培に携わるきのこ農園での活躍が期待されます。

既にビニールハウスを持っていれば、きのこ栽培は参入しやすい職業です。

種菌メーカーのシミュレーションによると、年間84,000菌床を購入して栽培を行うしいたけ農家の場合、年間約380万円の収入を得るという試算結果がでています。

農業未経験者がいきなり新規参入するのは不安もあると思うので、まずはきのこ栽培をしている場所での就業が農家への第一歩になるでしょう。

地域や雇用条件などにより収入に違いがありますが、正社員で月18〜25万円ほどの求人が多く見られます。

カルチャースクール講師

きのこ職人が活躍できる職業は、料理教室などのカルチャースクールの先生というお仕事も考えられます。

きのこ職人として、きのこ料理、きのこの魅力を教えられる仕事です。

きのこの資格は、料理教室を開いている人であれば、きのこ料理のレシピ開発に資格が役に立ちますし、料理の幅が広がります。

日本でのカルチャー教室の平均給与は、約450万円と言われています。

食品加工会社勤務

きのこ職人として活躍できる職業は食品加工会社です。

食品加工工場は人材不足に悩まされているため、資格取得後はスペシャリストとして活躍できるでしょう。

きのこ職人として、きのこに含まれる成分と効果、種類ごとの味わいなどを考慮した新商品の提案が可能になります。

食品加工会社では様々なきのこや食材を取り扱うため、やりがいや面白さが感じられるのではないでしょうか。

食品製造の仕事の平均年収は360万円と言われています。

きのこ職人としてのやりがい

きのこ職人は美味しいきのこを消費者に届け、きのこの魅力を伝える仕事です。

きのこが好きで、きのこ職人を目指した方は、自分の好きなものを他の人にも伝えられるところにやりがいを感じるのではないでしょうか。

きのこ農家であれば、自分の栽培所で収穫したきのこを消費者に届けられます。

料理人であれば、自分で調理したきのこを美味しく食べてもらえます。

カルチャー教室の先生であれば、身につけたきのこの知識を教えて、生徒がきのこを好きになるきっかけを与えられます。

好きなきのこをただ好きなだけでなく、資格取得により深く学んだ証明になり、知識や発言に信頼が増します。

自分の好きなものの魅力を伝え、さらに好きになってくれる人が増えるのは嬉しいですよね。

きのこ職人は、きのこの魅力、美味しさを多くの人に伝えられるのは、やりがいであると考えられます。

また、たくさんのきのこの扱い方の習得により、料理の幅も広がり、おいしいと言ってもらえる点もやりがいになりますね。

きのこの代表的な資格 

きのこの代表的な資格

きのこの資格はいろいろありますが、誰でも受験ができる代表的なきのこの資格を紹介します。

菌類インストラクター

日本インストラクター技術協会技術協会が認定する「菌類インストラクター」は、きのこの種類、きのこ狩りに関する知識を持っているという証明になる資格です。

食卓に並ぶよく知られているきのこについての知識、きのこ狩りで採取できるきのこの種類や特徴を学べます。

きのこ狩りのポイントや、間違えやすいきのこを見分けるための知識を有していると証明されます。

きのこソムリエ

日本安全食料料理協会が認定する「きのこソムリエ」は、日本を含む世界のきのこの種類と、きのこを使った料理に関する知識の習得を証明できる資格です。

5千種類ものキノコが存在している日本で、全国各地で収穫できるきのこの種類と、郷土料理の知識を有している証明になります。

世界各地で収穫できるきのこの種類と、きのこを使った世界各地の料理についての知識も習得できます。

きのこマイスター

日本きのこマイスター協会が認定する「きのこマイスター」は、栽培されているきのこを中心にきのこに関する知識、きのこの調理方法などを学べる認定講座です。

2日間オンラインか、対面の授業を受講し、試験を受けて合格すると、資格が認定されます。

栽培現地研修というものも設けられており、普段見られないきのこ栽培をしている施設の見学ができます。

きのこが好きな方は、きのこマイスター認定講座入門コースから受講できます。

きのこ職人になるためにおすすめの資格

きのこ職人になるためにおすすめの資格

きのこ職人になるための第一歩におすすめの資格を2つ紹介します。

菌類インストラクター

試験では、きのこの歴史やきのこの一生などの問題が出されるため、きのこという生物に焦点を当てた資格といえます。

そのため、きのこ農家や、山できのこを収穫するなどで役立つ資格が菌類インストラクターです。

菌類インストラクター」の試験についての詳細は以下の通りです。

受験料10,000円(税込)
受験方法在宅受験
合格基準70%以上の評価
申込方法インターネットからの申し込み

また試験日程は以下のようになっています。

資格検定試験2ヶ月に1回開催
(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間奇数月1日〜31日
試験期間偶数月20日〜25日
答案提出期限試験月30日(2月は28日)
合格発表2ヶ月後

基本的に2ヶ月に1回試験が開催され、試験の1ヶ月前以内の申し込みが必要です。

学習期間に目途が立った場合は早めの申し込みにより、学習完了から試験まで間を空けずに済みます。

菌類インストラクター

きのこソムリエ

「菌類インストラクター」は、きのこという生物に焦点を当てた資格でしたが、「きのこソムリエ」は食材としてのきのこに焦点を当てた資格です。

試験では、野生のきのこよりも、栽培を中心とした流通しているきのこの種類や取り扱い方、調理法や保存などの問題が出題されます。

そのため、きのこを扱う飲食店に勤めている人、料理教室の先生に役立つ資格です。

きのこソムリエは食材に関する民間資格の一つですが、中でも、特にきのこだけに特化しているのが特徴の資格です。

きのこソムリエ」の試験の詳細については以下の通りです。

受験料10,000円
受験方法在宅受験
合格基準70%以上の評価
申込方法インターネットからの申し込み

また、試験日程は以下のようになっています。

資格検定試験2ヶ月に1回開催
(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間奇数月1日〜31日まで
試験期間偶数月20日〜25日
答案提出期限試験月30日(2月は28日)
合格発表1ヶ月後

試験の開催頻度は菌類インストラクターと同様ですが、合格発表がきのこソムリエの方が早いので、資格取得までの期間が短いです。

菌類インストラクターときのこソムリエを同じ月に受験しても合否発表にタイムラグが発生するため、資格をいつまでに取得したいか明確にしておく必要があるかもしれません。

きのこソムリエ

資格取得におすすめの資格講座

資格取得におすすめの資格講座

資格試験は10,000円をかけて受験するので、この機会に一発合格を目指したいですよね。

紹介する通信講座は、資格認定協会から認定を受けたテキストで学習が可能で、個別質問に対応してもらえます。

通信講座での学習は、試験対策に長けているためおすすめです。

協会認定の通信講座では、課題を提出するだけで資格取得できる特別な講座もあります。

資格取得までに必要な費用や期間などを紹介します。

きのこソムリエW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

きのこソムリエW資格取得講座を運営する諒設計アーキテクトラーニングは、日本安全食料料理協会と日本インストラクター技術協会の協会認定校です。

協会から認定されたテキストで学習できるため、合格に向けた試験対策が可能といえます。

「基本講座」と「スペシャル講座」の2種類が用意されているので、それぞれ紹介します。

基本講座」は以下の通りです。

対象となる資格きのこソムリエ
菌類インストラクター
受講料59,800円
分割3,300円×20回(初回4,576円)
受講期間6ヶ月(1日30分の勉強を想定)
最短2ヶ月
添削回数5回

どちらか一方の資格のみを必要とする人や初期費用を抑えたい人には「基本講座」を検討するのが良いでしょう。

試験には自身で申し込みが必要ですので、自分のタイミングで試験申し込みができます。

試験を受けて習得した知識を腕試ししたい方は、基本講座が良いでしょう。

スペシャル講座」は以下の通りです。

対象となる資格きのこソムリエ
菌類インストラクター
受講料79,800円
分割3,800円×24回(初回3,891円)
受講期間6ヶ月(1日30分の勉強を想定)
最短2ヶ月
添削回数5回
卒業課題1回(資格試験免除)

スペシャル講座」は、2つの資格を確実に取得したい人向けの講座です。

「基本講座」と同様に5回の添削課題を提出し、期間内に卒業課題の提出によって資格試験免除になります。

最短2ヶ月で資格取得もできるので、早く資格を手にしたい方にも有効です。

1日30分の勉強でも半年で資格取得を目指せるため、試験勉強の時間が取れないという方でも確実に資格を手にできます。

分割払いにも対応していますので、資格取得のために費用がかけられる方はスペシャル講座を検討すると良いでしょう。

きのこソムリエW資格取得講座

きのこ資格取得講座 | SARAスクールジャパン

きのこ資格取得講座を運営するSARAスクールも、諒設計アーキテクトラーニングと同様に、日本安全食料料理協会と日本インストラクター技術協会の協会認定校です。

認定を受けた教材で学習できるため、資格取得の学習に優れています。

「きのこ基本コース」と「きのこプラチナコース」の2種類があるので、それぞれ紹介します。

きのこ基本コース」の概要は次の通りです。

対象となる資格きのこソムリエ
菌類インストラクター
受講料59,800円
受講期間6ヶ月(1日30分の勉強を想定)
最短2ヶ月
添削回数5回

「きのこソムリエ」と「菌類インストラクター」の資格試験の出題範囲を学習できます。

試験には自身での申し込みが必要で、片方の資格だけが必要な方は、必要な資格のみを受験できます。

試験も自分のタイミングで受験できるので、じっくり勉強して試験に臨めます。

初期費用を抑えたい人は「きのこ基本コース」を検討すると良いでしょう。

きのこプラチナコース」の概要は次の通りです。

対象となる資格きのこソムリエ
菌類インストラクター
受講料79,800円
受講期間6ヶ月(1日30分の勉強を想定)
最短2ヶ月
添削回数5回
卒業課題1回

プラチナコースは「きのこソムリエ」「菌類インストラクター」2つの資格を同時に取得できます。

試験免除のためには5回の添削課題のクリアと、卒業課題提出が条件です。

試験への申し込みも不要のため、最短2ヶ月で資格取得を目指せます。

きのこの資格を複数取得できれば、きのこ好きを証明できるだけでなく、意欲の高さをアピールできる点は大きなメリットとなります。

費用が掛かっても、確実に資格を取りたい人は「プラチナきのこコース」を検討すると良いでしょう。

きのこ資格取得講座

資格取得はきのこ職人になるための第一歩

きのこの資格取得で普段日常生活では知り得ない、きのこの知識を取得できます

資格を取得できれば、きのこ好きを活かして仕事にするきっかけにもなります。

独学で勉強もできますが、資格取得は自信にもつながり知識に対する信頼度が上がります。

農業や、飲食店という食材に関わる仕事で活かせるのはもちろん、カルチャーセンターの講師としての活躍も期待され、きのこ職人の活躍の幅は広いでしょう。

また、食は人を作る大事な部分です。

自身の健康はもちろん家族の健康をサポートするのにも役立つでしょう。

「きのこが好き」「きのこをもっと知りたい」という気持ちがあれば、資格取得は良い選択といえます。

まずは、きのこ職人を目指す第一歩として資格の取得を検討してみるのはいかがでしょうか。

きのこの資格に興味を持った人は、資格の資料請求をしてみたり、資格を発行する協会、認定の通信講座のサイトを確認してみてください。

好きを仕事にできるチャンスが生まれるかもしれませんよ。